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エキサイトイズム

2010-2011年はどんな色やイメージがくる?

ファッションや色の世界は、3年先を予測しているそうで、
今この時点ではほぼ2013年の流行が開発されているということ。

特にファッションの服地はそれが一番はやく工業化される。
(洋服のかたちになってくるのはその後になる)。
で、ファッションの気分は家具やインテリア、キッチンに落ちてくることが
多くなった…ということで、
時々、時間ができると服地のトレンドも勉強に行く。

先日はミラノ発の発表を。
年明けに発表になる2011年の春夏のイメージの
トレンド予測セミナーを聞きにいく。
「シンボリックな言葉と材料の組み合わせ」がだーーーっと流される。
具体的なのか感覚的なのか、不思議なセミナーだ。

フォー・ザ・ベター
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フレッシュな透明感。気負いのない実用主義。
リネン、ヘンプ、コットン。
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旅情のある雰囲気(セピア色の地図や消印やパスポート風のスタンプ柄)
などなど。
旅支度的な実用性とタフさを感じさせる素材かな、と感じた。


フォー・ファン
リラックスタイムを演出するユーモア精神。
2010-2011年はどんな色やイメージがくる?_a0116902_1425331.jpg

シルキーな外観、腰のある光沢加工。チュールに重ねたサテンリボン。

さまざまな質感を重ねて、明るく楽しく遊園地のような雰囲気か。


フル・ブルーム
魅惑のイメージとともに目覚める自然。
2010-2011年はどんな色やイメージがくる?_a0116902_1431027.jpg

百花繚乱。トワルドジュイ。薬草から得るヒント。つぼみのような表面に開きかけた花。
オリエンタルガーデン。メタリックなサテンやシャンタン…。露がのった睡蓮。

小花模様といってもローラ・アシュレイやキャシャレルとは違う感覚だそうだ。

フル・サン
強力なエネルギーからほとばしる活気と熱い情熱。
2010-2011年はどんな色やイメージがくる?_a0116902_1431956.jpg

伝統と手工芸。ドライで乾いた外観。トロピカルカルチャー。目の粗いパナマ織りのリネン。
チーズクロス。ポプリン。ローシルク。灼熱の感触。蜃気楼のようなオプティカル効果。

これはアフリカンや中米などのエスニックの新解釈ともとれる。
熱い太陽の下で醸し出される色のイメージが「フル・サン」。

このパネルではわかりにくいかもしれないけれど、
映像を使ったプレゼンテーションはいつもスゴいと思う。
会場はファッション関係者でいつも満席。

私がピンと来たのは「フル・ブルーム」。
ナチュラルデザインの新しい方向性を感じた。

で、すぐ目の前の2010年の流行色は「品格ある暮らし」に即した色だという。
これは流行色協会で伺ったお話。

自然界の奥ゆかしさー春一番の山の色。産毛のある赤ちゃんの肌。霜柱が溶けた後の土の色など。

笑いのセンスー陽気な笑い声を想像させる色。ポピーなどの花びらの色。初夏の光の色。

ロングライフカラーーザクロや珊瑚、深い赤。貝細工など干渉効果を持つ色。漆喰の乾いているのにしっとりした質感を持つ白。砂岩のベージュ。

この辺は「I'm home」誌にしっかりと書かせてもらった。
ご興味がある人は、2009年11月号 ナンバー42をご覧下さい。

これらの流行色。
どんな風に世の中に反映されるのだろう。
by kitchen-kokoro | 2009-12-14 09:23 | デザイン | Comments(0)

キッチンジャ―ナリスト、エディター&ライターとして編集や取材執筆にたずさわる、本間美紀のブログです。キッチン、暮らし、インテリア、住まい、食、デザインをつなぎます。
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