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新刊発売「デザインキッチンの新しい選び方」


●脱システムキッチンの時代が来た!「デザインキッチンの新しい選び方」

新刊発売「デザインキッチンの新しい選び方」 5月29日、学芸出版社から発売しました。新しいキッチンを生み出す現場からの最新事情を、プロ向けに読み解いたビジネス書ですが、「自分らしいキッチン」を探している、一般の方にも読みやすい内容となっています。
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発売日前に出版社の方には200名の方からご予約を頂き、本当に感謝です。

私は住宅の取材を長く続けていますが、特にキッチンの取材に力を入れています。主に建築家の住宅やオーダーキッチンの家庭を300件以上は取材しているでしょうか。そのきっかけは単純なものでした。自分が料理を作って食べて飲むのが好きだから。それだけの始まりだったのです。

そして2010年ごろからでしょうか。自分らしい、デザインの美しいキッチンを実現した家庭を尋ねると、「自分の中にイメージがあるのに、設計者や工務店のすすめてくる「すぐれた機能やコストメリットを説明してもらっても、何か違う気がする。他に選択肢があるのではないか。そこで自分で一生懸命探しました」というのです。


実は情報を発信する側の私も、同感だったのです。雑誌やウェブサイトから執筆を依頼されるキッチンの企画はいつも「お手入れ」と「収納」に特化したものばかり。その記事を作りながら、実際のニーズには合わないと感じていました。提供される「キッチン」も、発信される「情報」も、誰もピンときていない。新しいタイプのキッチンの本を自分なりに企画し、伝えてきたつもりですが、まだまだ伝わっていないと痛感しました。


本書では「依頼主、設計者、キッチンメーカー」の3方向からの取材を通して、これからの新しい切り口を考えました。そしてキッチンの現場で働く約70名にアンケートを行い、設計者に参考になるキッチンのプロの現場の声を盛り込み、本書を書き下ろしました。

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その70名の声が本書の宝物です。欄外に記した現場の声は、今のキッチンはこんなに素晴らしいことができるのに、

設計者も住み手にも伝わらない、そのもどかしさが伝えるような、リアルな声。これが本書の執筆の原動力となりました。



本書の内容は、すべて取材で出会った方々の暮らしやお話から教わったことから、分析したものです。料理の話、インテリアの話、キッチン選びの話。

古くからの友人のように話してくださり、時には手料理をごちそうになることも。さっと手早く料理し、気の利いた盛り付けをして、素敵な食卓でもてなしてくださいます。「今ってみんなこんなにキッチンでの時間を楽しんでいるんだ」、何度そう思ったでしょうか。

専門誌「室内」の編集部にいた1995年頃は、キッチンの実例取材はファッションやデザイン関係の仕事をしている人や帰国子女、富裕層の方が多く、取材地も大半は都心の一等地でした。


ところが最近の取材先は郊外の住宅地が増え、地方都市でも素敵なキッチンが取材できます。

お仕事も公務員、ショップ勤務や専門職、一般企業の会社員と普通の人たちが、予算を上手に使って自分らしいキッチンを実現し、

友人や家族と集まっています。ウェブ時代でどこでも情報が手に入り、新しい方法に気軽に挑戦しています。

同時にキッチンの新しい作り方や売り方をしている人にもたくさん会うことができました。

けれどもキッチン業界のボキャブラリーはいつまでたっても同じままで、プロも依頼主も伝える言葉を持たないまま、行き違いが続いています

本書はここに切り込みました。


ものは品質だけではなくコミュニケーションで売れていく時代です。キッチン設計のノウハウや技術的な情報は、私より詳しい人がたくさんいます。

私の役割は「みんなが感じている思い」に言葉で輪郭を与えていくことだと感じています。本書ではロジカルな部分に不足を感じる人もいらっしゃると思いますが、日々の仕事で忘れがちなエモーションとノンテクニカルスキルが少しでも伝われば幸いです。

読みたい人だけ、読んでくれればいい。伝わる人に伝わればいい。そこに媚びはありません。そんな決意もあります。

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本書のベースとなっている実例は、ユーザー向けの著書「リアルキッチン&インテリア」シリーズ(小学館)にたくさんの取材例を載せていますので、併せてご活用ください。編集に辛抱強くお付き合いくださった学芸出版社・編集の宮本裕美さん、ありがとうございます。


デザインキッチンの新しい選び方: 設計者とインテリアコーディネーターが知っておきたい

本間 美紀/学芸出版社

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by kitchen-kokoro | 2017-05-29 13:15 | これまでに出した本 | Comments(0)

誕生日プレゼントに包丁

「縁が切れる」から、贈り物に刃物はなし。
長いこと、そんな常識が続いていましたが、
快適な包丁って大切じゃないかな、と最近思います。
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というわけで妹がいい包丁知らないー?
とラインしてきた時、
ん?と思ったのです。
ちょうど彼女の誕生日の前。私がなぜか毎日使ってしまう「和(なごみ)」という
包丁をプレゼントしようと思ったのです。

私は全然、発想がなかったのですが、贈り物にする刃物に
「名入れ」ということができるんですね(料金別途)。
包丁はまさに手の先のようなもの。自分自身の一部になる。
三星刃物さんに問い合わせると、名入れはどうします?と聞かれて
初めて気づきました。

カジュアルでフレキシブルな包丁なのに「包丁でござい!」みたいな漢字名入れは
重すぎる、と思ったのですが「名入れは包丁の刃に沿って縦に入るので漢字をお勧めしています」と
いうお返事。なるほどです。
が、書体はこの英文和文から選べるそうです。
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英文、どうでしょうか。
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書体がもう少し和文も英文もあって、横書きもできると良いかも。。。。と思いながら、
妹の名前は短いので英文を選択。
注文いたしました。
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届いたよ!と妹から写真。
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名前は横書きでした。
どうでしょう?!

妹の以前の包丁は柄が全て木で、腐ってしまったそうです。
この包丁はそんなことないから大丈夫だよ!
毎日ザブザブ水で洗って、さっとふきんで拭いてあげるだけで
元気でいてくれますよ。

デザインキッチンツール好きの私の手元にある包丁のお話はこちらから






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by kitchen-kokoro | 2017-05-27 17:03 | キッチンツール | Comments(0)

地方のキッチンショールームが激変しています

地方のキッチンショールームも激変しています。
広くゆったり見られるぶん、東京とは違う魅力があります。

特に地方のショールームに力を入れているのがキッチンハウス。先週訪ねた岡山店は緑と庭をイメージさせる光の入る空間。隈研吾さんが内装設計しています。
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キッチンをぎっしり並べない、余白のあるショールーム。
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メラミン素材も多様な表現が可能になり、
こんなに素敵なキッチンが手軽に実現できます。

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瀬戸内海のピチピチのお魚!たっぷりいただきまして、
ひさびさに心ゆくまで酔えました。
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by kitchen-kokoro | 2017-05-23 16:31 | キッチン | Comments(0)

包丁の個性

先日、書きました三星刃物(みつぼしはもの)の包丁「和(なごみ)」、毎日、毎日使ってしまう、、、、というもの。
実はデザインは個人的にあまり好きじゃないって話も書きました。
なのに使ってしまうんです。
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仕事の関係や諸々で包丁は結構持っております。
それまでメインにしていたのはツヴィリングの最高級包丁「ツインセルマックス」でした。
柄が手に収まるように膨らみ、刃は鋼鉄の粉体を固め磨いた最高級もの。
切れ味最高ですが、実は、切れすぎる包丁もなかなか素人には手に負えず
実家からもらった包丁ばかり使っていたのでした。

三星刃物のこの包丁はそういう意味ではジャストフィットでした。
高すぎず安すぎず(和(なごみ))は三徳包丁で10000円です)、
構えずに済むんですね。切れ味は上々です。

ということでうちにある包丁を全て出してみました(ツヴィリング以外)。でも全然使いこなせてないんですよ。
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和、意外はパッケージをふくめたデザインが好きなのと、そのブランドに興味があって、というものです。でも実はこれらは全てコレクションみたいなもので、
なかなか日常で手に取れないんですね。
自分で考えてみました。

一番上のヴィクトリノックスのシェフナイフ。パッケージが素敵でスイス・チューリッヒの本店でジャケ買い。
刃が厚くて柄が硬質。
細身なんだけど日本料理では出番なし。

真ん中、カーサブルータスにも載っていたアメリカのブランド「シュミットブロス」。
N.Yに移民したドイツの肉屋の3代目が興したナイフブランドで、
コンセプトはNYで製造は中国という、典型的なアメリカブランド。
パッケージもコンセプトも最高に格好いいけれど
一番無骨、まさに肉屋のためのブッチャーズナイフで、
柄は私の手のひらに収まらない。
ドイツの友人の家では、キッチンで肉の塊を切ったりしているけどそれ向け?
というか本当に肉屋っぽい。そして大問題は「重さ」。
西洋の肉食文化のキッチンで、大柄な男性が使いそう。
写真で見るより実物の刃や柄はワイルドで肉厚、無骨な感じ。
ただデザインはとてもとても好き。
ウォルナットの柄はインテリアのトレンドともかなっている。
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一番下は越前刃物の「風味絶佳」。この子の個性は上の2点と全く違う。
薄くよく研がれた繊細な刃。鈍く控えめに光る感じが好ましい。
凸凹がつき手にフィットする柄。私は黒が好きで、黒を選んだ。
全体のデザインが洗練されていて、柳腰の大正美人という感じ。
とても良い、とても良いのです。

ですが、繊細すぎるのです。毎日の素人の家事仕事には。
私の使い方では刃がこぼれそうだし、とても上質な食材を使ってあげないと
悪い気がする。
なんだか綺麗で気立ての良い女性という感じがして、
気さくに話しかけちゃいけない感じの神々しさのある包丁です。
パッケージも素敵で、底にはオリジナルの手ぬぐいも敷いてあります。
でも使った後丁寧に手入れしてあげなければならないような
プレッシャーも感じます。
(長い綺麗な黒髪をくし削って差し上げないと、、、、という気持ちに)
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そういう意味ではこの「和」、ツヴィリングさんの「雅」に追随している感じとか、
ビミョーなんですが、使い勝手がよく、さっきもまたこれを使ってしまった。
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ちなみにツヴィリングの「雅」ですが、夫が釣り魚を刺身にするために買った柳葉ですが、
柄のモダンなデザインがイマイチ、、、かな。
雅に赤丸が付いているのも、フランス製品にトリコロールというようなセンスで
なんとなくしっくりこないのですが、
刃の品質は極上なので問題ないです。
刺身にする釣り魚がなかなか釣れないので出番がないですけどね。

「和」の方は、もっと違う名前とブランディングにすればいいのに、
と思っている私です。
「エブリディ・コンフォートクオリティ」みたいな。
ふだん使いの包丁はハイクオリティより、
コンフォートクオリティが大切です。それがこの包丁。

私とこの包丁の、ちょっと変わった関係はこちらでも。






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by kitchen-kokoro | 2017-05-14 16:55 | キッチンツール | Comments(0)

連休は仕事でしたが。。。。伊豆にちょっとだけ

連休は引き続きのまとめ仕事でしたが、
2日間だけ伊豆に行ってきました。

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海もあり山もある伊豆、意外と面白い場所です。行ったのは東伊豆。だから朝日と沈む満月が有名です。
夕日が綺麗なのは西伊豆の方、だから東伊豆は早起きしないと太陽と海の美しい関係を見られません。
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朝日を浴びる木々もきれいでした。
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海に迫る山は花盛りです。
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そしてやっぱり金目鯛ですね。
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by kitchen-kokoro | 2017-05-08 18:20 | 日々の暮らし | Comments(0)

キッチンジャ―ナリスト、エディター&ライターとして編集や取材執筆にたずさわる、本間美紀のブログです。キッチン、暮らし、インテリア、住まい、食、デザインをつなぎます。
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