エキサイトイズム

カテゴリ:キッチン( 123 )

いぶし銀のキッチン

a0116902_18312093.jpg
20代の頃は業務用キッチンをいれた
おうちの取材が大好きだった。
(最近は繰り返されたテーマになってしまい、
あまり接していなかった)

今日訪ねたおうちはそんな
業務用キッチンを「乗りこなして」
きた暮らし上手の家族。
食べ盛りの子どもたちやその友達、
知人友人の集まりに
フル回転させて
おいしいご飯をたっぷりつくっていたという。
以前は業務用コンロだったそうで
お湯がぼんぼん沸いたそう。

いぶし銀の迫力。

子どもたちが巣立った後は、
火力が強すぎて
少量の食事をつくるにはちょっと手に余り、
またいろいろと改造したということだった。
(キッチンの取材ではなくおうちの取材です)。

a0116902_18431678.jpg
業務用キッチンを入れた家庭は
5、6件取材したことがある。
そこで正直思ったのは、やはり、
よほど「使いこなす」力がなければ
業務用をそのままは意外と難しい。
またそれを受け止める空間もなければ、
なんだか「くくった」ようになってしまう。
建築家の手塚貴晴・由比さんカップルも
よく業務用のキッチンを採用するけれど、
そのために空間のボリュームが必要なのだと
以前、話していた。

さらに覚悟なく業務用のガスコンロを
家庭で使うのはおすすめできない。
けれども
ステンレスフレームのキッチンと
ピピッとコンロ+doシリーズで
十分、業務用の気分は出せる。

a0116902_1844156.jpg

娘も独立し、息子も大学生。
新しい暮らしに向けて
小さな改革を始めつつある
この家でも、
コンロをこれに変えていた。

ちなみにこの家では
18年前に家を建てたとき
「デザインしないで」と建築家にお願いした。
その意味をきちんと理解した建築家氏は
木の箱のような家を設計した。

そして今日の今日まで、
家族のあり方にあわせて
家は姿を変えてきたという。
そんなお話を聞いた。

その後はキッチンで
大きなお鍋にお湯を沸かして
そうめんの束を投入するご一家。
山のようなそうめんが茹で上がって、
今日会ったばかりの私も
家族も、遠慮なく箸を伸ばす。
食後は、もう家族みたいな顔して
一緒にお皿を下げている。
不思議な力を持つキッチン。
[PR]
by kitchen-kokoro | 2012-07-28 18:42 | キッチン | Comments(2)

木のキッチンーなつかしい木目

今週から今年後半戦がよーいどん。
久しぶりに、キッチンの撮影が続く。
a0116902_20911.jpg
先日
うかがった家のキッチン。台風の後の生暖かい風をうけながら、
屋外とつながる間取りの木のキッチン。

シンプルな平屋のような(実際は二階建てなのだが)、
ヒュッテのような家は、
変型のキッチンが要。
家全体より、料理する場所食べる場所の関係を
考えた時間が長かった、と建築家はいう。

キッチンそのものは簡素な
工具箱のようなもの。
なんだかこういう雰囲気が好き。

蒸し暑さに
ご主人がプシッと開けた
ビールがよく似合う場所。
[PR]
by kitchen-kokoro | 2012-06-23 20:08 | キッチン | Comments(0)

インテリアライフスタイル展で出会った素敵なもの

1949年にスウェーデンの建築家がデザインしたという収納「ストリング」と、
アルテックの家具(アルヴァ・アアルトやイルマリ・タピオヴァアラ)。
センプレデザインのブースにて
a0116902_0134955.jpg


OSBパネルで造作家具をつくっていたウスイワークスが、デザイナー小林幹也さんと開発した家具のシリーズ。母体は富山のシステム収納のメーカー。
a0116902_0164933.jpg


ブティックの鉄製什器などを作ってた杉山製作所が、柴田文江さんと開発した鉄のウォールデコ
a0116902_0173752.jpg


ビューティフル・キャスターとでも呼びたい家具用のキャスター。家具のデザインが良くなってきているのに、車輪は…という視点で開発されたという。
もともとは産業用のキャスターをつくっている会社、東京ハンマーキャスターの製品だ。
a0116902_0185346.jpg


毛の生えた椅子。かわいいやつ。匠工芸×アッシュコンセプトがマッシュルームスツールに続く、ヒット商品を生み出しそう!
a0116902_020189.jpg


馬場商店の波佐見焼きは世界を旅してる。今年は意外にも直球なフランスでした。マットで焼き締め感のある耐熱食器の数々。
a0116902_0202647.jpg

[PR]
by kitchen-kokoro | 2012-06-15 09:30 | キッチン | Comments(0)

人工水晶は…クォーツ◯◯◯?

前回のブログで触れた「人工水晶」。
この呼び名は適切ではないそうです。
取材中にこの素材の話が多発するようになったのは
4.5年くらい前からでしょうか?
a0116902_16384745.jpg
サイルストーンのショールームで見た新柄。

この呼称ですが、取材中でも様々な人が
いろいろな名前で呼び、
商品名で呼ぶ人もいます(サイルストーン、シーザーストーン、フィオレストーン等)。

ただ媒体では一般的な表現をとるため、
材料の総称が必要です。
新素材が出てくると、呼称がなかなか安定しないことは
過去にも多々経験しています。

この「人工水晶」という呼び名。
これは一般の人が「水晶」と耳にする場合、
普通はこのようなものを想像してしまいます。
(画像はウィキペディアより引用)。
a0116902_16453269.jpg
ナントカ水晶と聞いて、
石のようなパネル材を想像する人は、一般的にはあまりいないでしょう。
そういう意味で「あの、いわゆる水晶とは違うんだよ」という意味で
使われてきた可能性があります。

a0116902_1641033.jpg
マットな色から石目調のものまである@サイルストーンショールーム

ただしこの材料に含まれいている
水晶そのものは天然のもので、
人工ではありませんから、
人工水晶というのは
誤解を招く…という専門家もいます。
確かに一理あります。
人工大理石は100%樹脂で、大理石とはまったく違う
完璧な人工なので、大丈夫なのだそうです。

また初期の頃よく耳にしたのは
「エンジニアードストーン」という呼び名。これは少し消えつつあります。
これはおそらく人工大理石の英名「アーティフィシャルストーン」との
区別も意識されていたようです。
背景には木材の世界でも、LVLなど工業的に強度を保証された木材を
無垢材と区別する意味で「エンジニアードウッド」と呼びますから、
そういった意味で一般の天然石とは違う、
という意味で使っている人がいるのだと思います。

「クオーツストーン」という呼び名もあります。
これが今のところ、一番一般的なのだそうです。
クオーツストーンも直訳すれば水晶石。
実際には水晶を粉砕して樹脂と混ぜ込み加工した板材なので
厳格にいうと石ではありませんので、これまた悩むところ。
私が執筆した3年くらい前の記事には
「クオーツサーフェス」と書いてありますが、
水晶の表情を持つ表面材というほどの意味でしょうか。
サーフェスという英語が日本ではあまりなじみがないので、
一般ユーザーにはわかりにくかったかもしれません。

と…コムズカしい話になりましたが、
いつも思うのは言葉は生き物だと言うことです。
発する人の背景や立場、
受ける側の事前の知識や知りたい内容によって
言葉はつねに動いている…。
ということを今回の材料呼称から、
ふと考えてしまいました。

さて、正しくは何と言うべきか?
今後また専門家の人たちに折々聞いてみたいと思います。
しばらくは「アノ材料」とアヤシげに呼んでみましょうか(笑)。

a0116902_16414852.jpg
この素材の面白いところは表情の加工が
いろいろあるところ。
ミラノ・ユーロクチーナの会場で
シーザーストーンが発表していたのが
壁面収納の扉材からワークトップから引出しの面材まで、
シーザーストーンというキッチン。
しかもクロコダイル柄です。

a0116902_16411737.jpg
ほら、このようにクロコダイル!

すでに数年前から、既存のシリーズとして
ラインナップされていたそうです。

シンプルなのに深みがあって面白いな(実際使えるかどうかは別として)と
見ていましたが、この表情、
クロコダイル柄として単品で見せているときは
あまり目立たなかったのに
大面積で真っ白で使ったら、
思いかけずモダンで上品な表情が出て
メーカー柄も驚いた、ということでした。
[PR]
by kitchen-kokoro | 2012-05-11 17:02 | キッチン | Comments(0)

人工水晶の…

人工水晶とは特にこの2、3年で普及してきた素材で、
キッチンではワークトップで多用されています。

水晶を粉砕した成分が93%以上含まれた
樹脂で固めた板材で、吸水率が低くて丈夫。
石のような、そうともいえない硬質な表情があります。
ガラスやラメを混ぜ込んだり表情はいろいろ。
日本のキッチンでも結構、採用されはじめています。

人工大理石の「コーリアン」のように、
代表的な商品がいくつかあるのですが
そのうちの一つはスペイン製の「サイルストーン」。

a0116902_21493225.jpg
まあ建材といえば建材なのですが、
ミラノの配送センターで可愛い箱(しかもシンク)と
専用コーキング材を見るとピンクと紫のグラフィックに
萌えますね。
これもスパニッシュデザイン?

もう一つはイスラエル製の「シーザーストーン」も
日本では知られていますが
こんな風にオリジナルロゴのチョコレートがあったり。
a0116902_21532486.jpg
マテリアルメーカーでも
こんな風なデザインセンスがあるのがヨーロッパ。

キッチン業界人にしか受けない…かもですね。
こんな話でごめんなさい…。
[PR]
by kitchen-kokoro | 2012-05-08 21:55 | キッチン | Comments(0)

とある素敵な場所…いろいろ

1月の長い海外出張の後、
ばたばたと仕事を駆け抜け、
今は次の大仕事の合間の
谷間にてほっと一息です。
a0116902_17323912.jpg
そんな中でも「こんな場所がここに!」という
隠れ家的な場所に
仕事で行くことが何故か多く。
(たまたまとか、想定外)
表側から見ても、中がこんな空間って
わからない、といった場所はたくさんあるんですね。

a0116902_17395191.jpg
ここもとある都心の、とある部屋。
床に近いベッド風の寝床に共感。

a0116902_17453339.jpg
これは隠れ家風ライフスタイルショップ。

この3つの場所はいずれも都内の、
目的のまったく違う場所なのですが、
インテリアのテイストやターゲットは
とても類似点があります。
いまこんな感じがはやってるのね〜という
雰囲気がよくわかります。

場所を明記しないのは、
もったいぶっているわけではなく、
諸処の事情がありスミマセン。

[PR]
by kitchen-kokoro | 2012-02-11 17:47 | キッチン | Comments(0)

今年もありがとうございました

今年もありがとうございました。

この年末には、
秋に取りかかっていたムックも
無事に発売になりました。
ご報告は年明けにさせていただきます。

今年はいつも以上に出張の多い年で
あちこちを飛び回りましたが、
いつも心に残って離れない写真がこちら。

福島県にほど近い、沿岸の町、
宮城県山元町。
仙台からは車で2時間ほど。
5月に父が持っていた
家庭菜園用の土地の様子を
見に行きましたが、
津波からわずか2ヶ月。
もとは畑だったろう
潮漬けの土地から
自然にブロッコリーやアスパラガスが
生えていました。
a0116902_2001061.jpg

まわりはがれきの山だっただけに、
自然の力の強さに本当にビックリ。
a0116902_19575127.jpg

今年のお正月は仙台に帰省の予定ですが、
いつもとは違う年越しになりそうです。
[PR]
by kitchen-kokoro | 2011-12-29 20:01 | キッチン | Comments(0)

イタリア大使館&まだまだまだ…

a0116902_1913592.jpg

ほんとに今回は編集を細かくしすぎてしまいました。
毎日毎日コツコツコツコツ作業していても
まだまだ全然終わりません。
どうしてなんでしょう?

さてそんな中、
息抜きも兼ねて、
イタリア大使館のワインパーティに顔をだしてきました。
イタリアと言えば家具と建築の国でもあります。
川上元美さんや
超有名イタリア家具のあの会社の社長さんなど
業界の顔もちらほら。

a0116902_19131255.jpg

いつも思うのだけれど
どこの国でも大使館の建築というのは
質素で堅実。
長い時間、丁寧に使い続けている
シックな美しさを感じる。

a0116902_19169100.jpg

イタリア大使館でも
このようなヴィンテージ感。
最新のモダンイタリアデザインは、
まだお呼びじゃないという雰囲気。
建築の詳細は大使館のホームページに載っていました。
丸の内や新宿あたりのハデハデピカピカ
最新ビルではぜったいに出せない空気感。

また食べ物もいつも、
意外と質素でその国の基本的な
メニューがフィンガースタイルで出るといった感じ。
宴会場の裏の小さなキッチンで
スタッフが一生懸命つくってるのを垣間みたりする。
そこにマジックシェフ的なガスコンロがちらっと
見えたりすると、萌えますね。

今回のパーティはワイン関係だったこともあり、
イタリア料理屋のケータリングが
入っていたようでした。

a0116902_19132214.jpg
夜だったから全貌はわからないけれど、
息を飲むような日本庭園が
青く光っていた。
[PR]
by kitchen-kokoro | 2011-11-27 19:20 | キッチン | Comments(0)

大丈夫かなあ…

a0116902_2251328.jpg

12月末に発売のキッチン本を作っています。
ほぼ一人で。

でも仕方がないのです。
担当してきた連載+担当したキッチン特集を
再編集するのである程度、自分しかできません。
し、できる限り自分でやりたい。

結構な大型企画で、ここ2、3年に
取材したもろもろを大量にそそぎこんでいます。
ページ数もけっこうなボリューム。
と思っていたら、やってもやっても
終わらない。
今回は本当に大丈夫かなあと思いつつ、
進むしかありません。
それでも入れきれない情報が山のよう。

編集の仕事は集めて集めて捨てること、
絞って絞って
それでも残ったものが本当に伝えたいこと。

編集でつくるものは
カタログのように「盛り込む」のとは
思考方法がまったく別ものです。

キッチンの本はなかなか売れるものではないので
こんなに総合的な本は
今後はしばらくないでしょう。
そう思うとがんばりすぎてしまい、
自分の首をしめてしまった。

メーカーのみなさん、建築家、デザイナーのみなさん、
オーダーキッチン屋さんのみなさん。設備のみなさん。
毎日毎日、メールや電話、
本当にごめんなさい。
でもあと2週間ほど、
ばたばた連絡いれるのは続くので
よろしく頼みます…Orz

ここで一度、中間「詫び」入れます。
[PR]
by kitchen-kokoro | 2011-11-14 22:54 | キッチン | Comments(2)

食品サンプル

日本の誇るカルチャークラフト、食品サンプル。
先日リフォーム博でみた、東京ガスのブースで発見。
a0116902_21485546.jpg
炒飯あおれるんだよ!
ガスだとあおれるんだよ!
てな気分がよく出てる。

東京ガスの発注で生まれたサンプルだとしたら、
なおすごい!
[PR]
by kitchen-kokoro | 2011-10-31 21:49 | キッチン | Comments(0)

キッチンジャ―ナリスト、エディター&ライターとして編集や取材執筆にたずさわる、本間美紀のブログです。キッチン、暮らし、インテリア、住まい、食、デザインをつなぎます。
by Miki
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

本間美紀の本 

リアルキッチン&インテリア シーズンⅡ(小学館)発売中

リアルキッチン&インテリアⅠ(小学館)

内容はこちらでも紹介しています!

外部リンク

ブログジャンル

住まいとくらし
旅行・お出かけ

検索

ブログパーツ

  • 掲載の写真の転載不可。

ファン

Copyright © Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.
免責事項 - ヘルプBB.exciteWoman.exciteエキサイト ホーム