エキサイトイズム

カテゴリ:キッチン( 123 )

プロの厨房

a0116902_23244016.jpg

先週、縁あって参加した中目黒のレストランのオープニングパーティにて、
プロの厨房を激写!

見ればどっきりして、心をわしづかみされてしまう。
それがプロの厨房。
機能的なのに、色気がある。
ずらり並んだクログロとしたツマミに、
積み上げられたフライパン。
そのバックが深いブルーの長尺タイルなんて、
はまりすぎです!

キッチンの取材を続けて、10年以上になるけれど、
一時よく聞いたのが家庭のキッチンを
「プロの厨房みたいにしたい」という言葉。
タニコー、フジマックが業務用の代表的メーカー。
そんなプロの厨房設備を実際に入れる
建築家住宅もよく見たけれど、
これにはいろいろなバランスがあった。
たいていの場合、
日本の家庭の繊細な料理の現場には機能的にオーバースペックになる。
大掛かりすぎて、奥さんがやっぱり苦労している。
幼稚園のおべんとの卵焼きつくるのに、
直径数十センチの業務用コンロにチャッカマンでボッ!みたいな…。
ということもうそかまことかあり得るわけです。

ガス管も業務用の口径にしないと行けない場合があるし、
コールドテーブルなどもやはり家庭にはいるとどこか大味。
日本人のインテリアの感覚って繊細だから、
なんとなく茶の間に軽トラみたいな感じになっているのは否めない。
私もすごく憧れたころもあったけれど…。
プロとアマの料理の間の深い溝は、間違いなく存在している。

業務用の厨房設備を家庭用に入れて成功している!と思ったのは
以前取材させていただいた、建築家の手塚貴晴さん、由比さんのご自宅。
まず使い手であるご本人たちがダイナミックで情熱的な雰囲気。
キッチンそのものと使う人の雰囲気のマッチングって意外と大切だ。
そしてキッチンが入る住宅空間にボリュームがあり、
厨房機器のごつさとうまく対峙している。
そんな業務用の設備をダイニングから隠す絶妙なロングカウンター。
そんな熱く激しいキッチンを動とすれば、まさに静といえる
オリジナルのロングテーブルがある。

…と手塚さんたちのご自宅はよく雑誌に載っているので、
どこかで見てください。…というか、私自身が上記の取材記を
「新建築 住宅特集」の2006年3月号に書いております。
そこで写真も見られます。ちょっと前のものになりますが…。
建築家では葛西潔さんなんかも業務用を入れるのが得意ですよね。
[PR]
by kitchen-kokoro | 2009-02-05 23:24 | キッチン | Comments(0)

メラミンのキッチン

メラミンという素材。
平たく説明すると、紙に樹脂をしみこませたものを何枚も積層し、
強い強い板にしたもの。
一番上は印刷した表面材を貼ってコーティングする。
だから印刷技術上、可能なものであれば、どんな色柄も実現できる、
加工性もよく値段も求めやすいので
というわけで家具の世界では多用されている素材。

た、だ、し。ちょっと「安っぽい」ってのは否めなかった。
特に横から見て「黒い小口(板材の横面)」が出る。
この小口をクログロ美しい「ライン」と見てデザインされたものもあったけど、
とにかく「小口」がメラミンの一つの泣き所でもあり魅力でもあるのです。
ところがこのキッチンはそんな雰囲気を一掃。

表面はとても強く、熱にも強い…ということで、このメラミンをキッチンの魅力に、という発想をメインにしているのがキッチンハウス
「ロングライフなキッチンを考える」という特集記事の企画で訪ねました。
こんなビビットなグリーンのキッチン。
塗装ではなかなか難しいかもだけど、たしかにメラミンならねえ!
このワークトップでは「フライパンでボーリングもできるはずです」という。
そんなに強いんだ?!

a0116902_21201799.jpg

個人的にちょっと「萌え」なのが、こちら。ちょっと北欧風。
a0116902_21214247.jpg

これもよくみると自然素材ではできない仕掛けがある。
ワークトップ面はナチュラル風な木目。小口はすぱっと気持ちいいほど、白。
これはメラミン特有の小口を白の面材でカバーしている。
このグラフィカルな感じってメラミンならではなんですよね。

で、その感じがこのナチュラルな北欧風に意外とあってる。
自然素材も好きですが、こういう仕立ても案外ササる。

a0116902_21264175.jpg

印刷技術の向上により、
いまはこんな繊細な色や木目もかなり幅広く表現できるよう。
うぐいす色、やさしいねずみ色?日本の色名で呼びたいような、
やわらかでシックな色に心が残った。
[PR]
by kitchen-kokoro | 2009-02-02 21:08 | キッチン | Comments(0)

キッチンのこころ

キッチンって不思議な場所。
いろいろなことやもの、おいしさが集まって、生み出していく。
でもすべてのその中に「こころ」がある。

キッチンのこころ。

暮らし、食、住まい、家族、ともだち、健康、デザイン。
いろんなものをつないでいく、キッチンという場所をめぐる、
さまざまな毎日をつづっていきます。

過去の取材ノートや私が企画編集したムックの中からも、
「キッチンのこころ」を拾って紹介していきます。

ちなみに写真は、世界でも一番キッチンの発達したドイツで、
私が母のように慕う素敵な女性、アナ(ANNA)のキッチン。
ドイツに出張するたびに、たびたびお邪魔させてもらった
フランクフルト近郊の森の中のおうち。
旦那さんのライナーは毎日この家から、東京大手町、といった様相の
フランクフルトのオフィスに出社している。
a0116902_14584840.jpg

[PR]
by kitchen-kokoro | 2009-02-01 14:53 | キッチン

キッチンジャ―ナリスト、エディター&ライターとして編集や取材執筆にたずさわる、本間美紀のブログです。キッチン、暮らし、インテリア、住まい、食、デザインをつなぎます。
by Miki
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

本間美紀の本 

リアルキッチン&インテリア シーズンⅡ(小学館)発売中

リアルキッチン&インテリアⅠ(小学館)

内容はこちらでも紹介しています!

外部リンク

ブログジャンル

住まいとくらし
旅行・お出かけ

検索

ブログパーツ

  • 掲載の写真の転載不可。

ファン

Copyright © Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.
免責事項 - ヘルプBB.exciteWoman.exciteエキサイト ホーム