エキサイトイズム

エルメスはなぜ映画を無料で上映しているのですか?

最終的なタイトルは変わってしまったけれど、
そんなテーマでエルメスを取材した。

家庭画報別冊のエルメスムックの一部を担当し、
銀座エルメスの上層階の
ギャラリーや映画館の目指すところを聞いた。
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「美しい手仕事、美しい暮らしーエルメスのすべて」(世界文化社刊)3月に発売になってます。

要は映画を興行目的で見せたいのではない。
商品や企業の哲学を見せたいのである。

モノを見せるだけじゃ足りない。
そのデザインや品質に至るまで
作り手はさまざまな旅先やアートや文学や
自然や、社会風俗や流行、善悪の価値観にまで触れて
この結論に至った。
その流れを知ってもらうには、
映像という表現手段も有効。
映画の文化の深いパリらしい方法である。

そういう意味では商品を見てもらったり
ウィンドウ(いわゆるエルメス劇場ですね)を
飾ったりするのと同じこと。
「だから映画は無料なのです」。
エルメスでは毎年、イヤーテーマがあるが
それに関する映像作品を放映する。
映画として完成されたものではなかったり、
商業映画ではないものもある。
イメージが想起される内容であれば、
有名か無名かも問わない。

そんなエルメスのコミュニケーションツール。
なるほど、と思った。

ミラノサローネでは
さまざまな家具やインテリアマテリアルのブランドが
一見奇抜と思えるインスタレーションや
お祭りのようなイベントを開催している。

これもエルメスの映画と同じことなのかもしれない。
モノを見せるだけでは伝わらないことがあるのだ。

取材も同じことで、対象のものや人の取材だけでは
足りないことがある。
一見、全然関係ないようなことを見せてもらったり
自分で見たりしていると
つながって、ぱっと理解できることがある。

人生に無駄なことは一つもないって本当だ。
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by kitchen-kokoro | 2012-05-04 23:34 | いろいろな仕事 | Comments(0)

キッチンジャ―ナリスト、エディター&ライターとして編集や取材執筆にたずさわる、本間美紀のブログです。キッチン、暮らし、インテリア、住まい、食、デザインをつなぎます。
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